IF設定

カゼンディIF~もしも神魔がなかったら の設定


●IFとは?

「もしも神魔戦争がなかったら」あの子たちはどうなってるんだろうという妄想。
神魔がないということはつまり、原因となるマーレとルサ・イルが出会わないということ。
世界の異変が起きないということ。精霊たちの親が死なないということ。ドーの魔力供給型が断たれないということ。

●キャラ

ルビィ

秘塔に通う普通の女の子。素直ないい子。勉強はちょっと苦手、だけど頑張る。
精霊は憧れだけど、平和な魔界ではどこまで存在意義があるのかと考えることもしばしば。
ユールは尊敬する先輩。最初は単なる憧れだけど徐々に恋に。
アクアのことは心底やな奴だと思ってる。
グロウは秘塔にいることは知ってる。ゴッドとは、もしかしたらユール伝いで会ったりするかもしれない。

アクア

一家で写本・陣代筆業に勤しむ。幼いころから空也を慕っていて、現在は彼の事務所で仕事してる。
秘塔には通っていないが、勉強は一通り空也から教わった。お手本の作製など仕事で行くことはある。
ルビィとは母親伝いに、グロウとは仕事の関係で知り合った。ルビィにちょっかいをかけてたことからユールとも接点を持つ。
ちゃらんぽらんな両親の下で育ったため、口から出まかせばっかりのいい加減人間。訳分からん我儘や嫌がらせを口にするが基本実現するとは思ってない。
あまり執着とかやる気とかなくて、普通の若者の楽しみにもそれほど興味を示さない。魔法陣だけが本気になれるもの。本編には練習量の関係で実力は劣るが才能は同等。
本音で接する相手も限られていて、かつてはルゥリと空也のみ、その後グロウもその中に加わる。
ルビィと会うたび変に絡んで嫌がられ、ユールに追い払われる。ユールの、優等生さと精霊観の間にある小さな矛盾を無視している態度が非常に気に食わない。次第に、ルビィへのちょっかいはおふざけで、ユールへの口答えは本気になっていく。

グロウ

父から情報のプロになる手解きを受けつつ秘塔通い。友達付き合いは広く浅く誠実に。
裸眼。祖母から譲られた眼鏡は目が悪くなったかもとか言ってるアクアにあげた。使ってないみたいだけど気にしてない。
アクアとは陣書きと客の関係から始まる。一度買ってからすっかりお得意様になり、自慢のコミュ力でどんどん距離を縮めて心を開かせた。
姉兄も秘塔にいるけど養子に出ている。
ルビィとは特に関わりなく「精霊の子やろ」程度。
アクアとはよく会う。仲良い。勉強教えたりする。一番自然にアクアと仲良く出来てる子。
ゴッドとかユールのことも知ってるけどルビィ同様どうでもいい。

ゴッド

騎士団で見習いとしてユールの父に特訓され中。秘塔には通っておらず、家でも必要最低限のことしか習ってないためガチで学歴ゼロ。
訓練にはギャラリーが出来る。女に困らないのでがっついてはないけど、誘いは全く断らない。そしてデートより訓練を優先させて振られる。繰り返し。
ユールのように義務に一生懸命という訳ではなく、訓練に励めば励むほど実力が上がっていくのが楽しくて仕方ないため他のことがどうでもよくなっている。
あまりに熱心すぎて同期たちにもちょっと面倒がられているが、上からの評判は総合してそこそこ。結果、騎士団トップの息子であるユールが一番の友達。
グロウ、アクアとは接点なし。ルビィとは会う可能性はある。

ユール

秘塔生。友達の輪は狭いけど成績は抜群に優秀。彼の行動原理はすべて、将来精霊にならなければならないことに繋がっている。
いずれは騎士団で働かなくてはいけないのだろうと思っているが、今は勉学一本。秘塔の女子には安定して人気だが本人は一片も興味なし。
それはルビィに対しても同じで、精霊候補同士なのをきっかけに仲良くなったからそれなりに気にかけてる。
最初アクアのことは存在は知ってるくらいだったが、ルビィに絡むのを追い払って以来なぜか自分まで絡まれるようになった。アクアはルビィに構いたいものだと思っていて、アクアが自分に向ける敵意には気付いていない。アクアに腹が立つとか嫌いだとか言われることはあるが、その理由もルビィに絡むのを邪魔するせいだとしか思ってない。
ゴッドとは、ゴッドが騎士団に入った時に知り合う。タイプは違うが結構気が合い仲良くしている。ゴッドが女の子にふられたと報告してくるたび呆れているが、ユールもあまり人のことは言えない。
ヒュナさんのことは「姉さん」と呼ぶ。絡んでくるのはうざいけど自分のことよく気にかけてくれたりは有難い。言わないけど。
あと見た目が本編と違う。髪は短いし背ももっと伸びる。控え目だけど表情もある。

空也

陣書き。若くして、一般家庭向け魔法陣の事務所を設立。所員は空也とアクアのみで増やす気もない。
秘塔は一時期だけ通ってたけどやめた。アクアが秘塔に行かなかったのは空也が行ってないから。
本編のように自分の魔力にコンプレックスはないが、陣に関して自分を追いかけていたはずのアクアに追い抜かれるのが怖い。その自覚もあり大人として抑えているが、いつか絶対爆発する。
アクアのだめだめなところもずっと見守ってるけど度を超えたらちゃんと叱る良き保護者であり管理者。
ルサ・イルとは二人暮らし。ルゥリのことも小さい頃から知ってて妹のような存在。

クルス

城下の繕い屋さん。基本的にお店で生活してる。家の事気にしなくていいからお店は結構大きくて大繁盛。
同じ城下でどっかの娘さんと知り合って親御さんとも仲良くなって結婚して幸せな家庭を持ちそう。

ヒュナ

母から薬品に関する知識を伝授してもらい、いろいろと勉強中。秘塔は必要なコースだけとって早めに卒業した。
ブラコン。ユール大好き。ちょっとうざがられるけど「まあいいか」って対応なのがまた可愛いのよ!と思ってる。ユールに髪を伸ばさせたい。
精霊になりたかったけど自分で納得して諦めたのでユールを全力で応援中。
きっと騎士団の誰かと見合い婚。ちなみにゴッドの初恋はヒュナさん。

ルゥリ

本編にはいないアクアの妹。
二人目ということで両親からほっとかれがちなのが良かったのかまともに育つ。両親のことは諦めてるけど兄には普通に幸せになってほしいと願う。
家族の中で唯一陣を書かないため仕事のスケジュール管理などしてる。秘塔非就学。


2012/12/21
あとがき。