パロまぜこぜ

本編、現パロ、IF、時代劇パロ、吸血鬼パロのアクアを唐突にシャッフル!


・本編が現パロに行ったら

アクア(ここ、マンション? 現パロの家なのか。母さん寝てるけど、この人は起こさなくていいか)
ルビィ「アクアー、学校行こーっ!」
アクア(良かった、ルビィとは仲良いんだな。本名で呼ばれてるのが気になるけど、まあいいか)
アクア「今行くー!」

~学校にて
アクア(……定がいない。楓生も椎羅も椎矢もいない)
ルビィ「アクア、昼休みだよ。ご飯食べに行こっ」
アクア「あ、うん。……なんか、クラスの目が厳しいんだけど」
ルビィ「っ、そんなの堂々としてればいいの! ほらお財布持って」
アクア(楓生の弁当じゃないんだな)

~部活
先生「どうしたの? 今日、全然描けてないじゃない」
アクア「はあ……」
アクア(図形ならともかく、絵なんて描くことないんだけど)
先生「もしかして、お父さんの刑期がもうすぐ終わるのが心配?」
アクア「えっ!?」
先生「でしょうね。せっかくやまったイジメも再発するかもしれないし、不安よね。でも大丈夫、今のあなたは小学校の時とは違うわ。この部で一番上手なんだもの。自信をもって」
アクア(そんな……この世界の父さんは何を……?)
~帰宅
アクア「ただいま」
アクア(母さんはいない……おれも働いてなくて父さんもいないってことは仕事かな?)
    (そうだ。父さんが何をしたか調べなきゃ)
~自分の部屋
アクア「ん? 机の下に本が……何だこれ。性犯罪被害者の手記? うわあ……」
    (ってことは父さんの罪状って!? 現パロのおれ……可哀想)

暗くなりそうだったからここまで!


・IFが本編に行ったら

?「アクア。朝だ。起きろ」
アクア「ううーん。起きるって……え? あれ? お前誰?」
ユール「おはよう。ユールだ」
アクア「ああユール――はっ? どうして? ていうか縮んだ!? 伸びた!?」
ゴッド「おーい、何騒いでんだ。アクア、グロウが朝飯早くしてくれって。ユール、行くぞ」
ユール「分かった」
アクア(あいつ誰だっけ。ゴッド、とか言ったっけな。どうして同じ家にいるんだ? とりあえず、グロウがいるらしいから行ってみよう)
~一階
グロウ「おはようアクア。時間ないきご飯早う食べてよ」
ルビィ「おはよー。あたしより遅いなんて珍しいね。はいこれおべんと」
アクア「あー、おはよう……」
    (なんでルビィまでいるんだ!? しかも向こうから話しかけてくるし!)
ゴッド「じゃあお先に行ってきまーす」
ユール「行ってきます」
ルビィ・グロウ「行ってらっしゃーい」
アクア(本当にどうなってるんだ!?)

~学校
アクア(授業が全然分からなかった……)
椎矢「早瀬くん、さっきの古文の最後のとこって」
アクア「あれが分かんなかったの?」
    (あっ反射で答えちゃった)
椎矢「何よ! ていうか早瀬くんも解けてないじゃない!」
アクア(怒らせたみたいだな……まあいっか)
定「おーい、早瀬! 弁当食おうぜ」
アクア(友達みたいだな。ちょうどいい)
アクア「なあ、この学校に空也って人いる?」
定「くーや? 聞いたことねえな」
アクア「二つ上だと思うんだけど」
定「それ、オレじゃなくてあの髪長い先輩に聞いたら? 早瀬、仲良いんだろ?」
アクア(仲良いのか!? あの変なユールと!?)

本調子発揮できず、本編アクアに負の遺産を残す


・時代劇パロがIFに行ったら

アクア「ここはどこだ……? 異国風の建物……異国を愛する町か?」
ルゥリ「兄さん、何をぼうっとしてるんですか。仕事は終わったの?」
アクア「ルゥリ! お前こそこんなところで何してるんだ? ヒュナさんのとこにいるはずじゃ……」
ルゥリ「誰です? それ。いいから、今日中にこれ全部仕上げてくださいね」どん
アクア「何だこれ?」
    (訳の分からない模様……これが仕事? 絶対無理だ。逃げよう!)
ルゥリ「あっ、兄さん! 待ちなさーいっ!」

~城下
アクア「はあ、はあ……何とか街まで来たけど、遠かった!」
ルビィ「アクア……? どうしたのその格好」
アクア「え? ルビィ! お前こそどうしたんだよ? と、そいつ誰?」
ルビィ「ユールよっ! 何その冗談、全然笑えないんだけど」
アクア「髪、切ったのか!? ていうか背伸びてないか!?」
ユール「そうだが、そんなに切ってないのによく気づいたな」
アクア「そんなにって長さじゃないだろ!? 誰でも気付くって!」
ルビィ「あたしでも気付かなかったのに……! キモっ」
アクア「ルビィは口が悪いとこまでそのまんまだな。ってことはグロウとゴッドもいるのか?」
ルビィ「あんたにだけは言われたくないわよ!」
ユール「お前、ゴッドに会ったことあるのか」
アクア「会ったことあるも何も、面倒が起きるたび向こうから訪ねて来るだろ」
ユール「初めて聞いたぞ」

元に戻ったらIFアクアに超恨まれる


・吸血鬼パロが時代劇パロに行ったら

ルビィ「アクアー、おーい。あ、気が付いた?」
アクア「う……頭ががんがんする……」
ルビィ「良かった。生きてた。まっ、あれくらいじゃ死なないよね、うんうん」
アクア「おれ、どうして倒れてたんだ……?」
ユール「ルビィがお前の頭に土鍋を落としたんだ」
アクア「……は? って、あれ? ここどこだ? それにあの、あなたは?」
ユール「ルビィ、まずいぞ。打ち所が悪かったみたいだ」
ルビィ「ほんと? どうしよう。あっ、じゃあねえ、アクア、あたしはあんたの雇主だよ! 分かった?」
ユール「じゃあおれはお前に莫大な金を貸している」
アクア「はあ!? じゃあって何だよ! まだこれ以上変な設定付けんのかよ! ていうかそっちの人は関係ないじゃないか!」
ルビィ「文句あんの?」
ユール「おれは債権者だぞ」
アクア「大ありだよ! 今度は何を企んでるんだ? あとあなたはほんとに入ってこないで! 関係ないんだから!」
ルビィ「ユール、あんた関係ないんだって」
ユール「そこまで嫌われてるとは心外だな」
アクア「うっうう、定……助けてくれ……」
ルビィ「ユール、あんた蕎麦屋より下だって」
ユール「もう一回殴って直すか」

不憫が不憫と入れ替わっても不憫


・現パロが吸血鬼パロに行ったら

アクア(ここマンションか? うちより広い……)
 ピンポーン
アクア「誰だろう。はーい」
ルビィ「アクア、開けて」
アクア「ルビィ! 今開けるね」
 がちゃ
ルビィ「おはよ、アクア。今日も持ってきたよ」
アクア「?」
ルビィ「はい、これ飲んで」
アクア「え……これって、血?」
ルビィ「今週ずっと家に上げてくれなかったから、一週間分ね」
アクア「ど、どういうことだよっ!」
ルビィ「どうもこうも、アクアが居留守使ってばっかだからこうなったんでしょ。飲んでよ。それとも、飲ましてあげよっか?」
アクア「え? あ、ちょっと、おい、何して――」

ただの吸血鬼パロ


2013/5/15
自分のなかでパロが流行っていた