レンス
157cm、16歳
「わたし」「あなた」「ディオ、ルサ・イルさん、ウィンさん、ユールさん、アサナギちゃん・ユウナギちゃん」
秘塔卒業生。城下に暮らす一般人女子。実家は本屋『順風堂書店』。
魔力は持っているがそれを使うことは全くできないという魔力障害がある。幼少期にそれが発覚し、秘塔では特別なカリキュラムを受けていたため友達が少ない。
ルサ・イルに片思いするが、自分には望みがないのではないかと常に不安。どうにかしてルサ・イルとの距離を縮めたい。
ディオは見た目通りの少女だと思っており、大切な女友達として接している。その上、ディオはユールが好きなものだと勘違いし、勝手にその恋路を応援している。
ディオ
150cm、?歳
「こちら(俺)」「あなた」「レンス、ルサ・イル、ウィン、ユール、アサナギ・ユウナギ」
天界の五界観測調査庁異界部魔界課所属の観測者。
本来使うはずでなかった少女の体に少年の精神が入っている。
力移しによって他者の魔力を質から量までまるごと複製することができる。
当初、レンスは男だと知らされていた。
レンスを好きになるが、その仕組みのために思いを打ち明けられず、罪悪感を抱きながらも女友達として過ごしている。
ユールにだけは自分の仕組みを打ち明けたため、よく相談や愚痴を持ちかけている。そのせいでレンスに勘違いされているのだが、それが原因とはあまり思っていない。
ルサ・イル(アクア・ウォーティ)
169.9cm、一周期+20歳前後
「僕(おれ)」「あなた、君(お前)」「レンス、ディオ、ウィン、ユール、アサナギ・ユウナギ」「ニール(ハニー)、フローラ、シュレイン、エンディ、ラクシア」
第三の万術師。元水の精霊。引きこもりの陣書き・代筆屋。
一見人当たりの良い好青年だが、どこか厭世的な雰囲気もあるつかみどころのない人。いい大人どころか年齢的には大年寄りなのに、子供っぽいところが多々ある。
一周期も前に死んだ妻に、今でも操を立てている。
レンスの気持ちは知っているが、過去への思い入れが強く、現在の人とは一定の距離を保とうとする。例えば、現在の人には精霊としての本名を明かさないなど。
自分の9代あとの精霊たちと親交があった頃のあだ名から、精霊には九代と呼ばれている。
右腕にドーが遺した魔法陣が入っている。
今のアサナギとユウナギの契約者。
ウィン
165cm、軽く数周期
「私」「あなた」「レンスさん、ディオさん、アルサ、ユールさん、アサナギ・ユウナギ」
次の世界を作る者。今の世界のリセット権の所有者。
MADO研究所の所長かつ唯一の所員だが、研究は趣味程度のもので、普段は家事をしたりアルサの世話を焼いたりしている。
アルサとは古くからの知り合いで、かなり前から同居している。
かつてはウィンの恋人を含めた3人暮らしだったが、彼女の死後は二人暮らし。
厭世的なところもあるがアルサほどではなく、現在の人とも真摯に接している。
ユール
163cm、ルサ・イル+2歳
「おれ」「お前」「レンス、ディオ、アルサ(アクア)、ウィン、アサナギ・ユウナギ」「ミュハニール、フローラ、シュレイン、エンディ、ラクシア(ラーク)」
元雪の精霊。アルサ、ウィンとは古くからの知り合い。
MADO研究所の前で行き倒れていたらしきところを、レンスとディオに発見され、アルサとウィンに保護され、研究所に住み着く。
無表情で口数も少なくいろいろと反応が希薄だが、基本的には優しい。笑顔を見せることはないが、なんとなく目で笑う。
ほとんどの欲求が死んでいるが、アルサを本名で呼びたがる素振りを見せる。
ディオの仕組みを知る唯一の人物で、かなり当てにされている。
アサナギ、ユウナギ(日消、夕止)
120cm
「ボクら」「キミ」
今の世界のリセットと次の世界の創造のために集められた魔力。
魔法陣を使わずに瞬間移動ができる。
空也
173cm、20代
「僕」「君」
前のルサ・イルの息子。束縛術の使い手。
一周期以上前の刑で城の封印の間に封印されている。今ではかなり管理が甘いらしく、好きな時に出てきてはアルサたちをからかったりしている。
アルサにはかなり警戒されているため、レンスとディオに興味を持つがなかなか近づけさせてもらえない。
珍しい魔力や、精霊のような特殊な魔力に異常なほど執着している。
ミュハニール・ウィンディ
25歳
「私」「あなた、君」「ローラちゃん、レンくん、エドくん、ラクシアちゃん」「レンスちゃん、ディオちゃん、ルサ・イル、ウィンさん、ユールさん」
風の精霊。レンスの母のはとこの娘。
他の4人が大好きで過保護。多少女子びいき。
5人の中ではルサ・イルのとの付き合いが長く、対等に話す。
盲信などありえない、自己判断の人。
フローラ・ウォーティ
14歳
「あたし」「あんた」「ハル、レン、エド兄、お姉ちゃん」「レンス、ディオ、ルサ・イル、ウィン、ユール」
水の精霊。ラクシアの妹。
大人をからかうのが好きなませっ子。物怖じしない。
気が強く手厳しい。髪型を変えるのが趣味。猫かぶりが得意。
シュレイン・サンダー
17歳
「俺」「お前」「ハル、ローラ、エンディ(エド)、ラクシア」「レンス、ディオ、ルサ・イル、ウィンさん、ユールさん」
雷の精霊。ラクシアの彼氏。
エンディと仲が悪い。ミュハニールと仲が良い。
落ち着いているが案外頼れない。勉強はできる。
近しい人しか知らないが、母親は罪人。
エンディ・ファイアル
19歳
「俺」「お前」「ハル、フロー、シュレイン、ラクシア」「レンスちゃん、ディオ、ルサ・イルさん、ウィンさん、ユールさん」
炎の精霊。フローラ、ラクシアの幼馴染。
頼れる兄貴分。元気なだけじゃなく冷静。
人を甘やかすことはしない。フローラとラクシアをとても大事にしている。
男にエドと呼ばれるのが我慢ならない。
ラクシア・スノークス
17歳
「わたし」「あんた、あなた」「ハル、フロー、レイン、エンディ(エド)」「レンス、ディオ、ルサ・イル、ウィンさん、ユール」
雪の精霊。フローラの姉。シュレインの彼女。
真面目で潔癖。力移しをとても嫌う。
九代は苦手。